存在しない366日




「こっこれからどうするよ?」


俺が真剣に聞くと
悠也が口の端を上げ奇妙に微笑んだ。


「…馬鹿かお前。
 マジであんなの信じてんの?
 有る訳ないじゃん‥死のゲームなんて。
 俺たちをドッキリに
 引っ掛けてるだけだって」



まだ悠也は
ドッキリだと思おうとしているらしい。




ドッキリだったとしても、

有名人が
ドッキリにかけられるのはわかるが
一般人の俺たちをドッキリにかけるか?

携帯会社と
テレビ局と町の人が協力してまで‥?



             
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