存在しない366日


「悠也。信じたくないのは分かるけど
 この状況を受け入れないと...」


龍一が悠也を落ち着かせようとするが
悠也はやけになって部屋を飛び出した。




「おい!悠也どこ行くんだよ」

紫音が悠也の手を掴み、
引き止めようとする。

しかし、
その手を思いっきり振り払って
一言言って出ていった。




「家帰るんだよ。
 この部屋がおかしいんだ。
 外に出ればいつもと変わらない」



そうだったらいいが
その可能性はあるのか??



             
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