存在しない366日
紫音&龍一
俺と紫音は
すでに息を切らしていた。
「疲れた‥はぁはぁ...」
紫音の足はどんどんペースを落とし、
とうとう足を止めた。
「紫音!!」
俺は紫音に気付き、
足を止め後ろを振り変える。
紫音と他のプレイヤーとの距離は
3メートルほどしかない。
しかも、
俺たちが足を止めたのに気付き
スピードを上げていく。
「先行け!龍一は生き残るんだ!!!」
「でっでも」
「俺はもう限界だ‥」