存在しない366日
「くっ」
俺(紫音)は龍一を犠牲にした…
疲れて立ち止まった、
俺のせいで...
俺は走りながら自分を恨んだ。
そういえば、
龍一は人一倍思いやりのある奴だった。
いつも
冷静で人の悪口を言ったことはない。
思い出が
一気にスライドショーの様に
頭の中で流れて
涙がぼろぼろ溢れてきた。
涙が風に乗って
僕と反対側に流れていく。
“俺は龍一のためにも生きなきゃいけない!”
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