存在しない366日
俺は急いで
固く冷たいコンクリートに膝を着いた。
「っ――――」
激痛のようで
顔を濁らしていた。
「‥―大丈夫?立てるか??」
肩を貸して
何とか直樹は立ち上がった。
起き上がると
俺たちを見下ろすように
高校生が血のついたバットを持ち立っていた。
この世界には
人を傷付けても
何とも感じない奴等ばっかだ。
苦しむ友人を見ていると
怒りが込み上げてくる。。。
この世界では
人を殺すことも許される。