信号
そう思ってたのに、あと3メートル位のところでケイスケは携帯を耳に当てた。




なんだ…電話なら話かけれないじゃん…






落胆で自然に目線が下にいく。見えるのは歩道だけ。





私が見たかったのはこんな景色じゃない。






私が見たかったのは、笑ったケイスケの顔だったのに。
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