明日は
「ひどい言い方だな!」

「何が?」

 真猿は子吉沢が部外者で、話もしたことがなかったので、理解していなかった。

「オカマとかって発言だよ!」

「はあ? よくわからないんですけど!」

 真猿はおちょくっている。

「もう一度言わすのか?」

「だって、本当のことだ」

「それにしてもヒドイな」

「ヒドイ? こいつ、墨丘はウソをついていたんだぞ!」

「ウソ?」

「そうだよ。本当はオカマなのに黙ってたんだぞ!」

「黙っていたかもしれないけど、ウソをついたのか?」

「そうだ」

 真猿が言うと、みんな同時にうなずいていた。

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