明日は
「それじゃあ、百かける一は?」

「百に決まっているじゃないか!」

「それじゃあ、次は分数で一にするには分母と分子が同じ数なら一でしょ?」

「え、何で、そこがよくわからない」

「それじゃあ、例題として、一分の一は?」

「イチ?」

「そう。じゃあ、十八分の十八は?」

「えーと、イチ?」

「そう」

「そうか。それが、分母と分子が同じ数ってことか」

「納得した?」

「うん」

「それじゃあ、二分の一かける一は?」

「二分の一」

「正解。それじゃあ、問題。二分の一足す三分の一は?」

「えーと、えーと……どうすればいいの?」

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