短編①
10年後
10年が過ぎた。
「やっと、完成した……」
「悠が寝ないで頑張ったからだね。」
「沙羅が、寝ずに手伝ってくれたからだよ。」
沙羅の左手の薬指には、ダイヤモンドの指輪がはめられている。
「じゃあ俺は、試験運転も兼ねて、使ってみるね。」
「気を付けてね。」
「分かってるよ。」
そう言うと、俺はスイッチを入れた。
向かうのは、10年前の、あの病院。
2人で作った、タイムマシンで。
Fin.
「やっと、完成した……」
「悠が寝ないで頑張ったからだね。」
「沙羅が、寝ずに手伝ってくれたからだよ。」
沙羅の左手の薬指には、ダイヤモンドの指輪がはめられている。
「じゃあ俺は、試験運転も兼ねて、使ってみるね。」
「気を付けてね。」
「分かってるよ。」
そう言うと、俺はスイッチを入れた。
向かうのは、10年前の、あの病院。
2人で作った、タイムマシンで。
Fin.