短編①
「写真でも撮ろうよ」

と言って今という時間を携帯にしっかりと刻みこんだ。


「じゃあ、お腹も空いたし帰ろうか。外食していこ?」


「そうだね。」


今日は沙羅付き合いはじめて3年目の記念日。


沙羅には言っていないが、今日のためにとびきり高いレストランを予約してある。


そして、俺は沙羅に結婚を申し込むつもりだった。
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