桜の雨~誓い 次世代編~
パーティーの日。

あの公園で待ち合わせをして、
お菓子やジュースを
二人分買って、
悠斗の家に向かった。

中へ入り、リビングで
お菓子を広げる。

小さいけれどケーキもある。

悠斗が誕生日プレゼントをくれた。

何も聞いていなかった
さくらはびっくりしたけれど、
悠斗にプレゼントを
もらえた事を喜んだ。

「わぁ…可愛い。」

中身はアクセサリー
ケースだった。

表には大きな
ハートが彫られていて、
しかも鍵つき。

中は小分けできる
仕切りもついていて、
便利だと思った。

「ありがとう…。
これ、高くなかった?」

「大丈夫。
それに、こういうのは
気持ちだから値段は関係ないよ。
僕がさくらを
祝う気持ちだから。」

「うん、大切にする。」

さくらは思わず涙ぐんでしまった。
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