桜の雨~誓い 次世代編~
さくらは居ても立っても
いられなくなって、
悠斗を抱き締めた。
「さくら…。」
「神様は残酷だよ。
こんな良い子に
そんな重いこと
背負わせて…。」
「ありがとう。
でも、これがあの人の
運命だったのかもって、
最近は思うんだ。」
「悠斗…。」
「自分を責めるのは
もう止めようと思う。
僕や父さんの人生が
そうやって神様に
運命として
決められているなら、
どんどんそれを
変えていかなきゃって思う。」
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