桜の雨~誓い 次世代編~
さくらはチラッと圭吾を見た。

規則正しい寝息を立て、
子供のような寝顔で眠っていた。

「気持ち良さそうな寝顔だね。」

「そうね。
圭ちゃん、眠る時いつも
こんな風な寝顔なのよ。」

「そうなんだ。
なんか可愛いかも。」

「ふふっ、私ね。
圭ちゃんのこういう
可愛い所が好きなの。」

千依はそう言って微笑んだ。
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