桜の雨~誓い 次世代編~
週末、さくらは伯父の家に居た。
約束のアルバムを
見せてもらう為だ。
「これがパパ!?
うわぁ、小さくて可愛い♪」
「…本人が聞いたら
複雑な顔するだろうなぁ。」
「え?」
「あいつ、
昔から子供扱いされるの
大嫌いだったんだよ。」
「そうなの!?何かずるい。
あたしにはするくせに。」
「そうなのか?」
「うん、まだ早いとか言って、
教えて欲しい事
教えてくれないんだから。」
「はは、そりゃ面白い。」
「笑い事じゃないよ。」
そう呟きながら、
アルバムを見ていくと、
翔吾と圭吾が並んで
写る写真が入っていた。
「こうして見ると、2人ってやっぱり似てるね。」
「まぁ、双子だしな。」
「やっぱり双子って、
色違い着せられるもんなの?」
写真の2人は
青と緑の洋服を着て写っている。
「あぁ、ガキの頃は似てるから、
見分ける為に
写真に写ってるみたいな服
着せられてたな。」
「へぇ。」
「ま、でかくなると
性格の違いで
解るようにもなるし、
そもそも自分で
服を買うようになるから
しなくなるけどな。」
「ふぅーん…。」
さくらはそう返事をしながら
双子の写真に見入っていた。
約束のアルバムを
見せてもらう為だ。
「これがパパ!?
うわぁ、小さくて可愛い♪」
「…本人が聞いたら
複雑な顔するだろうなぁ。」
「え?」
「あいつ、
昔から子供扱いされるの
大嫌いだったんだよ。」
「そうなの!?何かずるい。
あたしにはするくせに。」
「そうなのか?」
「うん、まだ早いとか言って、
教えて欲しい事
教えてくれないんだから。」
「はは、そりゃ面白い。」
「笑い事じゃないよ。」
そう呟きながら、
アルバムを見ていくと、
翔吾と圭吾が並んで
写る写真が入っていた。
「こうして見ると、2人ってやっぱり似てるね。」
「まぁ、双子だしな。」
「やっぱり双子って、
色違い着せられるもんなの?」
写真の2人は
青と緑の洋服を着て写っている。
「あぁ、ガキの頃は似てるから、
見分ける為に
写真に写ってるみたいな服
着せられてたな。」
「へぇ。」
「ま、でかくなると
性格の違いで
解るようにもなるし、
そもそも自分で
服を買うようになるから
しなくなるけどな。」
「ふぅーん…。」
さくらはそう返事をしながら
双子の写真に見入っていた。