桜の雨~誓い 次世代編~
帰宅してすぐ、さくらは
千依に報告した。

「明日の夕食、
友達誘ったから。
依夏姉も呼んで、
楽しいのにしよ。」

「もう、また突然。
そういう事は、
前もって言いなさいよ。」

「ごめん、ごめん。
でも急に決まったんだもん。」

すると、圭吾が
助け船を出してくれた。

「まぁ、いいじゃないか。
食卓は賑やかな方が良いよ。」

「ありがとう!!パパ、大好き!」

「もう…
あなた達には敵わないわ。
好きになさい。」

「ありがと、ママ。」

こうして、
両親の了解を得たさくらは、
ウキウキしながら部屋に戻った。
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