桜の雨~誓い 次世代編~
翌日。

さくらは散歩の後、
悠斗を連れて自宅に帰った。

「紹介するね。
クラスメイトの
柴田 悠斗くん。」

「よろしくお願いします。」

「よろしく。」

圭吾が言った。

続いて、依夏や千依も
自己紹介や挨拶をした。

依夏がさくらに耳打ちをした。

『ちょっと、めちゃめちゃ
良い子じゃない!!
笑顔可愛いし。
本当に付き合ってないの?
あんた達。』

『無いよ。
…あたしは好きだけど。』

『へぇ、あんなに
パパ大好きっ娘だったあんたが
ついに恋ですかぁ。』

姉があまりに茶化すので、
さくらは小声で反論した。

『お姉ちゃんうるさい。
ちょっと黙ってよ。』

依夏は肩をすくめ、
茶化すのを止めた。
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