桜の雨~誓い 次世代編~
「ううん、告白は嬉しかった。
こんな僕でも
好きになってくれる人が
居るんだって感激してた。」

「…じゃあ、
付き合ってくれるの?」

「良いよ。
僕もさくらちゃんの事
好きだから。」

「本当に?」

「うん。
告白してくれてありがとう。
これからもよろしく。」

「うん、よろしくね。」

さくらは嬉しかった。

初告白が成功した。

同時に思った。

これから自分は
悠斗の彼女なのだと。

まだ実感は湧かないけれど、
それでもいい。

悠斗が側に居てくれる、
ただそれだけで満足だった。
< 70 / 158 >

この作品をシェア

pagetop