好きな人は初恋から君へ



  

ガラガラ




「お〜守山
 羽山はどうだった?」



  

「少し休むそうです」




「そうか御苦労」





「はい」




そう言って
先生の前を通り過ぎ
ようとした時





「・・・守山」




「はい?」


先生に呼び止められた



「お前顔赤いぞ?」




「へ!?」



思わず頬を触る




「風邪か?
 お前といい羽山といい 気をつけろよ
 早く席につけ」



「はっはぃ・・・」




ガタン






体が頬が熱い……


でもきっと、これは風邪なんかじゃない







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