好きな人は初恋から君へ




「その後は?」



「それなりに。」




「意味分かんない」




「何?好きになった?」


  
秋人は二ヤリと
微笑んだ



「バカじゃん」



茜は秋人から
顔を反らした





「ひでーなぁ」




違うよ秋人・・・



  


ひどいのはあんたよ


秋人は
ただ親友に惚れた人を
自分に惚れさせて
みたいだけ




私にキスをしたのも


取り巻きから
助けてくれたのも



保健室で
あんな事を言ったのも




優しくしてくれたのも





全部




でも、もっと重症部分は




そんな奴といるのが
楽しいって思っちゃう私んだ







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