好きな人は初恋から君へ




ここに居ちゃ駄目だ




「私戻るね」



「じゃあ俺も」




「先行くね」




「は?何で」



「トイレ行きたいの!」



そう言って走った


後ろから秋人の声。



でも振り向けなかった




ただ・・・


今は少し時間がほしい



”1年以内・・・つまり 俺たちが3年生になる までに俺がお前を
 惚れさせてやるっつてんの”


  

”無理・・・かな”





  

「ッ・・はぁ・・はぁ
 駄目だ・・ッ
 これ以上一緒にいたら あいつのペースに
 巻き込まれちゃうよ」






好きに・・・なっちゃいそうだよ









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