好きな人は初恋から君へ




「っ・・・茜?」



「もう、どうでもいい」




「は?」



「考えるのめんどくさくなった」




なんか疲れたよ



「お前から聞いてきたんだろ」



「うん。だからもういい」



イライラする


何で私がこんな思い
しなくちゃいけないのよ



 
思わずシャーペンを持った手に力が入る。




先生がペラペラと
授業をしていても
耳に入ってこない




ただ苦しかった



「何、俺の事なんか
 もうどうでもいいって?」



  
「どうでもいいって
 特別な関係でもないんだし」





言ってて虚しくなった



自分の言葉が
心にグサリとさ刺さる。







< 143 / 230 >

この作品をシェア

pagetop