好きな人は初恋から君へ


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「あー涼しい」


歩く事数分。
近場にある私立図書館に到着した。



「でも喉乾いたね」



「俺なんか飲みもん買ってくるから席座ってろ」


「あ、わかった」



そぅ言って秋人は図書館の外にある自動販売機に飲み物を買いに行った。








「さーて、席空いてないかなぁ」



休日だし、結構人多いなぁ


一階は無理だなぁ


二階に行ってみるか




ここの私立図書館は一階二階と二階建てになっている。
一階はおもに小さな子供が読めるような本が置いており
二階は普通の小説や図鑑などいろいろ置かれている






「…二階はわりと空いてる」



カツン カツン



人が少ないせいか
とても静かで靴の音が妙に響いた






「あれー?可愛い子はっけーん」






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