好きな人は初恋から君へ



「ねぇ茜ちゃん、僕と保健の勉強してみない?」



「って、こら
たった今手出すなって言ったばかりだろうが!」




「ケー番交換しよ〜♪」



「シカトしてんじゃねー!」



うーん


どうしたらいいんだろぅ…


「こら、いい加減にしろ
周りの迷惑になるだろぅ 守山さんだって困ってるし」



忍くん!ナイス助け船!



「は〜い」



「…」




「さてと、海そろそろ帰るぞ」



「なんで?!」



「馬鹿。勉強だろーが
もーすぐテストだしお前、数学わかんねーんだろ?」


と言って忍は海の頭を軽くどついた。




「うぅ…わかったよ」



「よしっ秋人、俺ら行くわ」



「あ、あぁ。」



「またな」



「茜ちゃん!次会った時はケー番教えてね〜!」



と、忍と海は
嵐のように去って行った。











「俺らも勉強すっか」



「う、うん」







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