好きな人は初恋から君へ



「はぁー…」




少し頭冷やそう…



















「あれー?茜ちゃん?!」




「えっ…あ…えっと」



「ひゃー!久しぶり〜♪」



目の前には制服を着て大量の本を抱えた海が犬ねようにひょこひょこ近寄ってきた。



「お、お久しぶりです」


「あはは、何で敬語?!タメでいいよ〜!」



「あ、うん」




テンション高い人だな〜

「今日は1人?」



「ううん。友達と」



「それって女の子?」



「まぁ女の子もいるよ」


「じゃー男もいるんだ…」




「…まぁ」





「じゃー行こっかな」




「え?」




「ご挨拶ってやつ?」




「えっちょー?!」





ーーーーーーー





「あれ、そーいえば茜は?」



フッと休憩をしようと頭を上げた月が気づいた




「守山さんなら本探しに行ったよ」




「ふーん」




あいつが本ねぇ…


だいぶ前だけど、あいつ字がたくさんの本は嫌いだって言ってたんだけどな…



ガタン

「俺も何か本ー…」




と、秋人が席から立ち上がった瞬間…














「やっほー!あっくん♪」





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