好きな人は初恋から君へ


月ちゃんにも
気づかれちゃうくらいだし。てか、私より先に気づいちゃったくらいだしね。


「何も言わないって事はそうなんだ…。」



私は、あの月ちゃんから初恋は終わったんじゃないって言われた日から



もぉ、秋人を好きって気持ちを誤魔化さないと決めた。




だから



「好きだよ。だから、ごめんね?」




「…そっか、うん!わかった」


海はにっこりと笑いでもどこか寂しそうだった。



「ふふふ」


不意に月は不気味に
笑いながら茜の顔を見る


「な、何笑ってるの?月ちゃん」



「いや〜やっと茜の口から素直な気持ち聞けたな〜と思って!」



「…あ」


茜はカーッとみるみるうちに顔を真っ赤にした。

「照れるな照れるな♪」


月はつんつんと
茜の頬をつつく。


「〜〜〜っやめてよ」



「ふふふ。可愛い〜」


「あーあ!あっくんには勿体無いよねぇー」



茜はやめて、と言いつつも悪い気はせず抵抗はしなかったが恥ずかしかったのは確かだ。








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