好きな人は初恋から君へ




「あ、あ、あ、秋人様って?;」


茜は身を
乗り出すように月に攻め寄った



「そ♪あんたの隣の席の 羽山秋人!」
   

それに対して
月はにっこりと答えた




奴があの”秋人様”だったなんて



「でもそこまで言う
 ほどでもないでしょ;」




「なーに言ってんの!! 性格はちょっとアレだけど
 めちゃくちゃカッコイイじゃん☆」



「えぇ〜;」


まぁ私も最初は
少し思ったんだけどね;




「まぁ茜は藤川一筋だもんね〜!」


月は茜を
冷やかすように言った。




「い、良いじゃん!!////」





「あはははは☆
 照れるな照れるな♪」



「むぅ〜〜///」



月絶対面白がってる!!!





キーン  コーン  カーン  コーン



2人で?じゃれ合っていると
5時間目の授業10分前のチャイムが鳴り響いた。




「ヤッバ!次山ちゃんの数学だよ茜!」



「やだぁ〜・・・サボる。」



「サボったら宿題写さしてあげた意味ないじゃん!
 ほら、行くよ!」



月は弁当箱を
右手に持ち、めんどくさそうな顔をした茜を
左手で手を引いて
走って屋上を出て行った。

  

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