好きな人は初恋から君へ


私はすぐに
親友である
月ちゃんに報告した



「やったじゃん!」
 

月ちゃんはまるで
自分の事のように喜んでくれた。


「それでお昼は・・・」


「もち!行くよ!」




やったー♪




この後すぐ
数学の先生が教室に入って来た


私は月ちゃんとの
話を中断して自分の
席に着いた。



授業が始まってからも
頭の中はお昼休みの事で
いっぱいだった。



また藤川くんと
話せるかもしれない


今よりもっと
仲良くなれるかもしれない



もしかしたら・・・・///

なんて馬鹿みたいな事も
考えたりしていた。





「楽しそうだな」




不意に横から
聞こえた。




「羽山秋人・・・何?」



秋人はうつ伏せになり
頭だけを上げ


教科書を立て
顔を隠していた


いわゆる
早弁する時の体制ってやつかな



「・・・・いや、何か
 ずっとニヤニヤしてっから」




嘘!?



私そんなに顔に
出てた!?









  
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