好きな人は初恋から君へ



ツンツン



「ゆみちゃん何?」


後ろの席の
ゆみちゃんに
背中をツンツンされた


   
  



「これ月ちゃんから」



そう言って
さっき月ちゃんに貸した
理科のノート返ってきた





「ありがとう」


「いいよ〜」



・・・月ちゃん


もう写したんだ




ッチラと横を
見れば・・・。



「何かな?」


秋人が頬ずえを
ついてこっちを
見ていた




「べっつに〜」


あ、伏せて寝ちゃった・・・



「っ・・・っ」


やばっ・・・笑いそう!


なんか
拗ねた感じで
寝ちゃうし!
後頭部には程良い
寝ぐせがついちゃってるし!




なんか可愛い!!!



  
「おーい秋人」


シャーペンで
奴のヒジをツンツン



「何?」


顔だけを
ムクッと上げた











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