poker face
「あたし、彼氏に
借金作られて逃げられたんだよね!」
明るく話す奈央に重大発言にあたしは驚きを隠せない。
「で、キャバクラに
お金稼ぐ為に入店したら
2ヵ月目でNO.2になっちゃったの」
「…キャバクラ?
奈央、怖くないの?」
2杯目のソーダを
ストローでブクブクしながら聞く。
「最初はそうだったけどね。
でも続ける内に自分の価値が見つかった気がした♪」
そう言ってる奈央が
急に大人に見えてしまって、
あたしは勢いで
「キャバクラかー…
奈央が出来んならあたしでも出来たりして…」
と言ってしまった。