本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
この車ベンツ?初めて見たよ。




『おい乗れ。立花、涼子の店まで頼む。』




涼子の店。




美晴の女の店?




女いるなら、二千翔の代わりはその女にすればいいじゃん。




『涼子は幼馴染み、おまえ嫌、二千翔が思ってるような間柄ではない。』




人の心読むな。




「ねぇ、どうしても私二千翔にならないと駄目なの?」




『ああ、だっておまえ帰る家もないんだからな。



いいか今から俺の事は美晴と呼べ。



俺もおまえを二千翔と呼ぶ。



涼子の前でもおまえはもう二千翔でいろ。



二千翔と俺は3ヶ月後に結婚する。



それまで、二千翔を探す間おまえは二千翔になりきるんだ。



報酬はおまえが望むものをくれてやるよ。』








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