本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
最初はこんなセレブの生活もいいかなって思ったよ。



たけど、私には似合わない、無理してる自分が滑稽に見える。




ブランドの服もバックもいらない。




新聞配達してたあの頃に帰りたい。




「美晴、もう無理、みんなに嘘ついてまで嘘の結婚なんて出来ない。」




『今さら何を言ってるだよ。最後まで俺の言う事を聞くんだ。』




嫌だ!




「美晴は本当に二千翔さんを愛してるの?



二千翔さんに逃げられたから、意地になってない。」



美晴がもの凄い顔で睨み返して来た。




ホテルの控え室で怒鳴りあってる、私たちに、




ホテルの従業員は困っていた。






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