本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
二人で慌て周りを見た。




美晴が私を抱き締めて、『結婚まえにナーバスになってるだから、



二千翔落ち着くんだ。』




ホテルの人がマリッジブルーですねと苦笑い。




そんなんじゃないの。




ここでこれ以上揉める訳にはいかない。




全ての衣装合わせと当日の式と披露宴の打ち合わせ、


引き出物のお願いをして帰って来た。




車の中でお互い無言。




『中嶋帰り二千翔と食事して帰るから、



いつものレストランで止めて。』




美晴と食事する気になれない。




たけど、逆らうと怖いから従った。




『まだ怒ってるのか?いい加減に俺に慣れろ!



おまえはもう相多周子ではない、早乙女二千翔なんだ。』







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