制服のニオイは恋の予感
硬筆を習っている私が、大きな紙に書く係


帰って書けばグループ研究は1日で終わりそう


私がメモをしている間、3人は古墳の周りに何があるのかを調べたりしている


書き写した私は3人のトコに向かい、メモを見せた


「じゃ、コレは若林が清書するんだろ?俺等、グループ研究終わりな」


坂上君はそう言うと、さっきの鳥居をくぐり抜け、チャリに乗って帰っていった


「じゃ、私も…」


「あ、うん…バイバイ…」


宮川さんもそそくさと帰っていく


古墳に置き去りの私と大貴


全然、楽しくない





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