制服のニオイは恋の予感
第3章

図書館

今日は真琳達のグループが集まる日


誰かの家かと思ったら、図書館らしく、私も行くことにした


だから今日、若村君に会えるんだ


「いってきまぁす」


元気良く家を出た私


図書館に行くには、大貴の家の前を通らなければならない


私はよそ見をしないように真っ直ぐ歩いた


「おはよう、遥ちゃん」


大貴のお母さんだ


いつも優しいんだよね


「オバサン、おはようございます」


私は挨拶をしてそのまま通り過ぎようとしていた


それなのに…


「遥ちゃん、ドコに行くの?」





< 113 / 391 >

この作品をシェア

pagetop