制服のニオイは恋の予感
「ええ?私は遊び人はイヤだし…」


私は若村君の話をしようとした


そうすれば、もっと真琳と仲良くなれると思っていたから


そう言おうと口を開けた時、後ろから私を呼ぶ声に遮られた


「遥!」


振り向くと、そこにいたのはもちろん大貴


「な、何?」


私はこの時、真琳が誤解をするようなことを、大貴が言わないように…と願った


それなのに、コイツはわざとなのか、とんでもない事を口にした


「お前、今日、俺ん部屋来ねぇの?」





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