制服のニオイは恋の予感
私は若村君の話をする絶好のチャンスを得た


私達の後ろは大貴が歩いている


後ろを気にしつつ、大貴の家に近付いてきた私達


やっぱり大貴の家を教えた方がいいよね?


「真琳〜もうすぐ大貴ん家だよ」


「え?嘘!ドコドコ?」


真琳は興奮しながら辺りを見渡している


「もう少し…あっ!ホラ…あの白い家だよ」


私は指差して教えた


前に差し掛かると中を覗き込もうと背伸びをしている真琳


小さいからね…


「へぇ〜さすが我が2年の王子の家だね。お花とか綺麗に咲いてるし」





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