制服のニオイは恋の予感
後ろから、伊藤先生がドアを開けてくれた


「ハイ」


私は職員室を出て頭を下げる


目の前に若村君が立っていた


「貸せよ」


「え?…」


若村君は私からプリントを全部奪おうとする


今までこんなに接近したことがなくて、その時…若村君の制服から微かにイイ匂いが漂った


「俺が持つから」





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