制服のニオイは恋の予感
「持ってるの?」


「持って来た!一緒に行くだろ?」


「もちろん行くよ!」


「じゃ、ドア開けろよ」


私は仕方なく、玄関のドアを開けた


大貴の手には紙が握られている


「上がっていい?」


「どうぞ」


お母さんいないし、二人っきりとか絶対アリエナイんだけど


とりあえずリビングへ通して、麦茶を出す


「地図、見せてよ」


「おお!ほら」





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