制服のニオイは恋の予感
私は大貴から受け取った地図を見ながらそう言った


「赤で丸したトコ辺りを探そうぜ」


大貴はそう言って私が見ていた地図を取った


「え〜見つかるかなぁ?」


「大丈夫だって!いつがいい?」


結局また大貴のペース


「いつでもいいよ…どうせ暇だし…大貴は?デートとかしないの?」


大貴は麦茶を飲んで一言


「デート?あるよ?」


「あっそ…」


「俺が女とデートするのイヤ?」


いつもなら怪しく笑う大貴の顔が少し寂しそうに見えた


「別に!好きにしたら?」





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