制服のニオイは恋の予感
そのままフィナーレを迎えた俺達


俺はアドリブで、白雪姫に扮する若村の肩を抱き、抱き寄せた


そしてある言葉を若村に向かって言う


幕がゆっくりと降りた


館内は黄色い声と拍手の嵐


再び幕が上がり、俺達は横一列に並び、皆で手を繋いで上に挙げて、もう1度、頭を下げる


同時に盛大な拍手と幕が降りて、俺達の出し物は終わった


クラスの皆が舞台に上がり、片付けを始める


俺は若村を1度も見ることなく、舞台から降りて行った





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