制服のニオイは恋の予感
放課後、日誌を書くのは私の仕事


若村君は…隣にいます


若村君が見てるから、綺麗に書かなきゃ


私、小さい頃から硬筆を習っているので字は大得意


スラスラと書く


「おっ!若林、字、めちゃくちゃウメェな」


「そ、そうかな?」


誉められて嬉し過ぎる私は手が震えて、なかなか書けないでいた


「字、習ってたとか?」


「うん…今も習ってるよ。若村君は?何か習い事してるの?」


「俺は何もしてねぇ」


「そっか〜」





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