制服のニオイは恋の予感

自分の感情

冬が近付き始めた頃


若村君の周りには後輩達の姿が見えるようになった


大貴は相変わらず数人の女子に囲まれている


もうすぐ冬休みだし、クリスマスも近付いていて、お店やテレビ番組の音楽もクリスマス特集が流れていた


「はる〜何してんの?」


「何も〜」


昼休み、何もすることがない私は冷たい風が吹く屋上にいた


「寒いじゃん!教室戻ろ?」


「うん…もうちょっといる」


本当はね…教室にいたくない理由があったんだ





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