制服のニオイは恋の予感
下駄箱に、若村君へのラブレターが間違えて私の中に入ってたことが何度かあった


その度に私が若村君の下駄箱に入れ直す


本当はこのままゴミ箱に捨てたかった


グチャグチャにしたかった


でも、若村君は私のじゃない


そして私は自分の感情を抑えて、若村君を見ていた


でも、そうやって自分に嘘をつくことに、次第に耐えきれなくなっていったんだ





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