制服のニオイは恋の予感
冬休みになる前に、何とかしなきゃ、こんな気持ちじゃいられない


「はる!またココにいた!」


「あ〜真琳かぁ…」


「だから屋上はダメって言ったでしょ?」


相変わらず、雨の日以外は寒い屋上にいる私


「冷たい空気が気持ちイイから」


「もう…ウジウジするんなら、若村君に告っちゃえば?」


真琳はたまに強い


「告る?フラれるのわかってるし」


私は弱い


「ん〜じゃ、話すけど…私、藤澤君に告白しました!見事玉砕!でも、気持ちを伝えられて、良かったと思ってます!以上…」





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