制服のニオイは恋の予感
教室には私1人


私は鉛筆を置いた


首を回して背伸び


いつもより可愛くない喋り方の私


こんなんで告白なんて出来るかなぁ?


その時、目に若村君のジャケットが入った


急にドキドキし始める


静かに席を立ち、若村君の制服に手を伸ばした


今なら私、1人


誰もいない


いけないとわかっていたのに、私の手は止まらない


激しく動く心臓がやめろと止める


でも…


私の手は心臓の高鳴りと共に若村君の制服の誘惑に負けてしまっていた





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