制服のニオイは恋の予感
若村君の制服を広げてフワッと羽織る


袖を通してみると手が出ない


「大きすぎ…」


この瞬間、若村君に包まれたような感じがして、物凄く幸せだった


ガラッ


教室のドアが開く


「え?」


ドアの方を振り向いて驚いた


「お前…何してんだ?」


「べ…別に…」


ウソ…見られた!






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