制服のニオイは恋の予感
焦る私をあざ笑うかのように近付いてくるのは、いちばん見られたくなかった大貴


「ふ〜ん…ソレ、アイツのだよな?」


大貴が羽織ったままの制服を指差す


「お願い…誰にも言わないで…」


私は急いで制服を脱ぎ、机の上に置いた


もう…サイアク


何で大貴がいるのよ!


私は相手にしないで席に戻ろうとした


いきなり私の腕を掴んでくる大貴


「放してよ!」


「俺のこと…好きにならねぇ?」


大貴は口角を上げて怪しく笑い、突然私にキスをしてきた


「ヤッ…」





< 211 / 391 >

この作品をシェア

pagetop