制服のニオイは恋の予感
「え?私が?若村君と?」


嬉しくて心臓が騒ぐ


ウソ…夢じゃないよね?


「実は俺、ずっと若林のこと見てたんだ。これ以上、藤澤に好き勝手させらんねぇし」


「見てたって…私も…で…す…」


言っちゃった〜


「マジで?」


私はコクンと頷いた


嬉しそうな顔の若村君


その隣には私


家の近くまで送ってくれた帰り際


「何かあったらすぐに言えよ」


そう言って、手を上げてハニカミながら帰っていった





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