制服のニオイは恋の予感
ぎこちない挨拶しちゃったよ〜


「おはよう」


私は教科書などを机の中に入れた


チラッと斜め前の大貴の机を見る


遅刻かな?


そんなことを思っていると、若村君が私の机の前にやって来た


「なぁ…遥って呼んでいい?」


「うん。いいよ」


「俺のことは隼人な!」


「うん!」


男子を名前で呼ぶのは大貴だけだし、遥って呼ぶ男子も大貴だけだった


「俺等、付き合ってんだよな?」


「うん、そうなんだよね」





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