制服のニオイは恋の予感
私、若村君と付き合ってんだ…


やっぱり夢じゃなかったんだね


二人して照れ笑い


「アイツ…休み?」


「知らない…どうでもいいし」


私は大貴のことを頭の中から追い出したかった


「もう、アイツには関わるなよ」


若村君はそう言うと、私の肩を軽くポンポンと叩いて席に戻っていった


関わるなって言われなくても関わる気なんてないし


授業が始まっても大貴はやって来なかった


先生は大貴が休みだというのに、欠席理由も何も言わないまま授業





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